業務逸品課

栗林 真美子 MAMIKO KURIBAYASHI

1997年入社

あなたが担当している仕事を教えて下さい

逸品ハンドメイド商品に関わる生産管理が私の仕事です。いわゆるハイジュエリーと呼ばれている高額商品の「見積り」から「納品」に至るまでの、生産に関する進捗管理を担当しています。
社内でもトップクラスの技術を持ったクラフトマン達が創り上げる「最高品質クラス」のジュエリーですので、使用している真珠や貴石素材(※ダイアモンド、ルビー、サファイアなどの宝石類)も、もちろん最上級の品質となります。店頭での価格が、数千万円から時には数億円にもなる商品を取り扱っていることや、お客様が長年大切になさってきた「思い入れのあるお品」をお預かりする機会が多いことからも、緊張感のある毎日を過ごしています。
まず、「生産管理」って何ですかって話になりますが、クラフトマンの「技術以外の全て」を管理・監督する仕事、といえばわかりやすいかもしれません。
逸品ジュエリーは一点一葉の管理をしていきますので、デザイナーの描いた「豪華な一点もの」を作るために、金やプラチナなどの地金、使用する貴石素材のサイズ確認や数量、イアリングやブローチなど用途によって異なる部品の手配、技術的な難易度によって工程を振り分けていくなど、様々なことを考慮しながら製造のためのサポートをしていきます。クラフトマンがその手仕事によって一点ずつ作り上げていくための「技術に関わること以外」全ての準備を整えていきます。

一例で言いますと、「見積り」では、デザイン画を元に想定される制作工程からその難易度を考慮して工程ごとの作業時間を算出し、使用する地金の重量やメレダイア、部品などの材料費を割り出していきます。初めて出会うデザインを実際に作り上げていくわけですから、それこそ全く同じ作業をするものは二つとして存在しません。過去の制作事例を参考にしたり、高額・高品質な素材の取り扱いやリスク等を考えながら、示されたデザインにはどのような作業工程が必要となるのか、完成までに必要な時間や納入額を算出していきます。

使用する素材(宝石類)の鉱物特性やリスクの違いがあるために、似たようなデザインを制作するのでも作業工程が異なってきます。ダイアモンドと翡翠(ひすい)とでは、仮に同じデザインでも工程の順序を組み換える必要がありますし、あまりにも希少性の高い素材を扱う際などは、万が一にも傷つけてしまうことのないよう、私たちは最大限のリスク回避をしていきます。ですので、受注前の「見積り」ひとつ考えてみても、制作に関する多くの知識が必要になります。
また、お客様の大切なお品をお預かりして「改作」の依頼を受ける事も多くあります。例えばですが、婚約指輪を普段も身に付けることができるようにペンダントにしたいといったご要望や、お母様から受け継いだブローチを新しいデザインに変更するなど、思い出の詰まった「お客様の特別なお品」をお預かりしますので、最後まで気を抜かずに大切に管理していきます。

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仕事のやりがい、喜び、魅力は何ですか?

完成度の高い商品を作り上げるためにあらゆる努力を惜しまないことはもちろんですが、制作する工程ごとに全て期限がありますので「納期には絶対に間に合わせなければいけない」といったプレッシャーをいつも感じています。ですが、ジュエリーは、贈る側にとっても贈られる側にとっても、精神的な付加価値(心)が非常に大きいものだと思いますので、お客様のために無二の「一点」をご提供出来る環境にいることにとても喜びを感じます。私たちの会社から生み出された豪華なジュエリーが、お客様の人生の節目にお役立ていただけていることを想像するだけでも何だか嬉しくなってきます。
お客様の込めた思いがデザイン画となり、形のない空想の世界であったものが、クラフトマンの手仕事によって少しずつ美しい形となっていく。これらの過程に携われることは、私たち社員皆の「喜び」であり「やりがい」だと思います。

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